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入江あき子の県議会日記

日々の活動や想いを綴ります。

季節の花の写真(ひまわり))

東葛3市の指定廃棄物保管状況 

8月27日(木)

おおたかの森を後にし、11時過ぎに流山市クリーンセンターに到着。
市民ネットの市議も合流し、指定廃棄物の保管状況について
古川環境部長や南雲クリーンセンター所長から説明を受け
現地を案内していただきました。

クリーンセンター内の指定廃棄物(1㎏あたり8000ベクレル超)の保管量
は、582トン、8000以下は568トンの合計1150トン。
県の手賀沼一時保管施設から持ち帰った指定廃棄物178トンも
含まれています。
それらを現在は仮設テントやJR貨物用コンテナ等に保管しています。
敷地境界の空間放射線量は23年8月時点と今年6月時点との
比較数値をHPで公開しているそうです。

流山クリーンセンター1
説明後、保管場所へ移動

流山クリーンセンター2
コンテナ内に保管されている約27トン

流山コンテナ
当時は28100ベクレルでしたが、付近の線量も1マイクロ近く…

流山仮設テント
仮設テントへ

テント内
テント内では約331トンを保管

今年6月、竜巻など災害に対応するために、ボックスカルバートを
2期設置し、これから約555トン(1186袋)を仮設テントなどから
移動する予定です。

流山ボックスカルバート
これがボックスカルバート

コンクリートの厚さは30センチで、放射線遮へい率は99%。
原子力災害対策本部から出された除染実施ガイドラインに基づいて
設置したそうですが、想定外の原発災害に対応してこられた流山市の
苦労の一端を知ることができました。

見学後、昼食をはさみ、次は柏市南部クリーンセンターへ。
柏クリーンセンター

柏市廃棄物政策課の國井課長から指定廃棄物を含む焼却灰対策の
これまでの経緯や仮保管状況について、詳細にご説明いただきました。

柏市では北部・南部クリーンセンターと最終処分場で合わせて
約1064トンの指定廃棄物を保管。
ここ南部クリーンセンターには、約493トンがあります。

レクチャー後、清掃工場建屋内地下の保管状況を見学
柏クリーンセンター1

柏クリーンセンター2

点在する空きスペースに、フレコンパック195袋、約120トンが
鉛入り遮へい壁、砂入り遮へい鉄板等により隔離されていました。

柏クリーンセンター3
この扉の奥には、特に線量の高いものを保管

屋外に出て、ボックスカルバートによる保管を案内いただきました。
柏のボックスカルバーと
右手奥右側の駐車場に設置されたボックスカルバート

柏ボックスカルバート
鉄筋コンクリート造、幅5.7m×高さ3.5m

柏ボックスカルバート3

壁の厚さは30㎝で約373トン(ドラム缶1824本)を保管しています。

國井廃棄物政策課長

私たちの質問に丁寧に答えてくださった國井課長は
福島原発事故以降、この問題にずっと対応してこられたとのこと。

想定外の大惨事が起こり、これまで近隣自治体の担当者と共に悩み、
立ち向かってこられた経験から発せられるひと言ひと言が重く、
住民の命と暮らしを守る基礎自治体の役割の重さとありがたさを
しみじみと感じました。

最後に松戸市クリーンセンターへ。
コンクリートボックスと建屋内の保管状況を見学しました。

松戸市クリーンセンター
屋内から見た保管場所

コンクリートボックス

このコンクリートボックスの中に指定廃棄物が600~700キログラム
入れられ、192個保管されています。
コンクリートの厚さは15センチ、遮へい率は89.9%。

建屋内

今年1月設置された建屋内には、フレコンパック1521袋をはじめ、
コンクリートボックスも一部保管されています。

午後4時過ぎに視察終了。
流山、柏、松戸の職員の皆さま、大変お世話になりました。

改めて原発事故被害の甚大さ、自治体の苦悩を痛感し、
原発推進に舵を切った現政権の反省の無さ、無責任さに
腹が立ちました

指定廃棄物最終処分場については、特措法により発生した都道府県
での設置とされています。
千葉県においては千葉市蘇我地区にある東電敷地が候補地に
挙げられましたが、千葉市・市議会や地元住民から異議申し立てが
行われているところです。

指定廃棄物を発生させた責任は、東電と国にあります。
自治体は被害者です。
そのことを踏まえ、千葉県も他人事ではなく当事者意識を持ってほしい。

視察に同行した県職の方々にも各自治体の現状を
見ていただくことができました。
今後、県は当該自治体をどのように支え、県としてどのような役割を
果たしていくべきか。
被災自治体と悩みを共有し、さらに考えてほしいと思います。


カテゴリ: 視察

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