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入江あき子の県議会日記

日々の活動や想いを綴ります。

季節の花の写真(コスモス)

子どもたちの未来のために 

5月5日(日)

今日は、福島原発事故から3度目の子どもの日。
日比谷で開かれた公開フォーラム「子どもたちの未来のために…健康被害
の未然防止と支援法の早期実施を求め、1mSvを守ろう」に参加。
日比谷5.5集会

初めに登壇した崎山比早子さんは「なぜ1mSvか?国際的な研究が示す
低線量被ばくの健康への影響」について、講演。
崎山さんは、医学博士であり、千葉にあるあの放射線医学総合研究所の
元主任研究官でもある。
そして、何よりも高木学校の出身である。
高木学校とは、東大原子核研究所の研究者でもあった故高木仁三郎氏が
設立した「市民のための科学者」を育成する学校。

話がそれたが、今回、崎山さんは低線量放射線のリスク不明論の正体に
ついて、明快に語ってくださった。

低線量放射線リスクはがん性、非ガン性疾患ともにゼロではない。
基礎科学的にも説明できる。
疫学的な研究結果もこれを支持している。
にもかかわらず、終わりなきリスク不明論はどこから来るのか?
自然科学の問題ではなく、それは政治的、社会的問題。

国会事故調査報告書でも電気事業者や規制当局が放射線リスク評価や
研究分野に多大な影響力を駆使している事実が明らかになった。
放射線のリスクが規制緩和、避難基準、補償の視点から判断されている
現状は、市民の力で変えていくしか方法はないと締めくくられた。

続いて、上智大の島薗進教授が「福島県県民健康管理調査の問題点」に
ついて、チェルノブイリ被害調査・救援女性ネットワークの吉田由布子
事務局長が「チェルノブイリからの教訓 子どもたちの健康状態と
その対策」について、講演。

「困った」専門家はどのように生み出されたか?説明する島薗さん
島薗さん

次は、放射能汚染された各地からの報告があり、福島県以外の地域も
原発事故子ども・被災者支援法による支援対象地域とし、子どもや
妊婦さんたちの健康管理調査を早急に実現してほしいと切実に訴えた。

那須野が原の放射能汚染を考える住民の会の荒川さん
那須野が原

放射能からこどもを守ろう関東ネットからは、白井市の柴田さんが
この間の活動状況をDVDで紹介
関東ネット柴田さん

パネルディスカッションでは、山田真医師、谷岡郁子参議院議員、
福島老朽原発を考える会の阪上武さんも加わり、舞台は過密状態…
山田真医師
「この国がこれほどひどい国だったのか」と静かに憤る山田さん

大規模かつ計画的な被害隠し、良心的医療関係者、倫理的知識人は
どこにいってしまったのか、暗澹たる気持ちを持ち続けながらも
自主的に子どもたちの健康調査を続けているが、水俣の例を見ても
このまま大きな力を私たちが蓄えなければ、先に行って何もできない
と語った。

山田さんの話を受け、谷岡さんからは力強いメッセージが返される。
谷岡議員

政権交代により後退している国会の状況だが、原発事故子ども・被災者
支援法を超党派の議員立法で全会一致で可決成立したことが奇跡であり
自民党にとっては、最大の誤算であったとのこと。
法案提出までも自民党内で数度にわたる危機的状況があり、
決裂を避けるために自民党の森まさこ議員と力を合わせ、
あらゆる努力でがんばってきたと明かす谷岡さん。
表に出せないさまざまな攻防があったのだろう。
自民党は議連からは抜けたが、彼らにとってこの法律はのどに刺さった骨
であり、無視することはできないとも。

「アメリカでは訴訟も起こっている。世界はいつまでも黙っていない。
絶対、風化させない。国家主権を叫ぶ人に国民主権をと言い返す」
と的確かつ飾らない言葉でズバッと確信を突く谷岡さん。
すっかり谷岡節のファンになった。

フォーラム後、経産省や文科省、東電前を歩くこいのぼりウォークには
参加せず、日比谷公園を抜けて、帰路に着いた。

咲き始めた公園内のバラたち
日比谷公園のバラ

カテゴリ: 講演会報告

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