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入江あき子の県議会日記

日々の活動や想いを綴ります。

季節の花の写真(はすの花))

7月20日久しぶりの国会議員会館 

台風が関東に接近した20日、午後1時から2つの内集会に参加した。
春の統一地方選後、ひさしぶりに足を運んだ議員会館は外観もさることながら、
中もたいそう立派になっていた。

第1部の集会は、ダム事業検証検討の実態報告会。
一昨年の政権交代後、全国83のダム事業が進められている。
しかし、その実態は「形ばかり」の検証で一般市民が議論に参加することもできない。
何よりもおかしいのは、ダム建設を進めてきた国交省自らが検証を行うという
ことであり、八ッ場ダムについても関係6都県の意見は聞くものの判断する
のは、国交省という全く理解に苦しむ手続で進められている。
八ッ場ダムについては、7月19日に第7回の検討の場が開かれたが、
「やっぱりダムは必要」という結論結果が出されてしまう可能性が高い。
八ッ場ダムの代替案として、富士川からの導水などいくつかの案が出されたが、
どれも非現実的でコストも八ッ場ダムより高い。
必然的に、「八ッ場ダムありき」の結論が導き出されてしまう。
前原元大臣、続く馬淵前大臣からの申し送りで「予断なき検証をする」こと
になっていたが、私たち市民団体が求めていた「科学的かつ客観的な検証」は
行われていない。

6月議会の総合企画水道常任委員会では、現在進行中の八ッ場ダム検証検討の
状況、千葉県としてどのような意見を出しているのか、そもそも水需要が過大で
ダム参画の必要性はないのではないか等々の質疑を行った。
総合企画部水政課も県水道局も「八ッ場ダムは必要」との見解は変わらずである。
係争中の事案なので、それはそうなのだろう。
しかし、今回の検証で国は2015年完成を3年延長の2018年にすることも
明らかにしており、ダム本体が完成し、試験湛水後に供用開始となるころには、
水需要のピーク時期を超えることは間違いない。
本体ができても直ちに供用開始とはならないことは、他のダムの前例からも
明らかである。
詳しいデータは会派室にあるが、最近の事例でも8年から14年もかかっているダムが多い。
まして、八ッ場ダムは湖水面は地すべり地帯が多く、その対応に巨額の費用が
かかることが地質の専門家からも指摘されているところである。
担当課の答弁は「ダム本体の完成と同時に供用開始となる」との認識だったが、
机上の空論、現場を知らないにもほどがある。

話がそれてしまったが、集会に顔を出して下さった国会議員の皆さんには、
パフォーマンスではなくしっかりとこの検証のおかしさについて、切り込んでほしいものだ。
特に「脱官僚」を掲げた政権与党の民主党にはしっかりしていただきたい。
いま行われているダム事業検証検討の場は、すっかり官僚主導で進められてしまっている。

第2部の「不要・不急な公共事業2011年度予算を震災復興へ」には、南は沖縄、
北は北海道など地元のダムや高速道路、原発施設等の反対運動に取り組んでいる
市民団体が全国から集結した。
世田谷区長に就任した保坂展人さんも駆けつけ、「震災復興予算の中に不要不急
の公共事業がどさくさに紛れて丸め込まれている。焼け太り予算、思考停止状態
を見逃してはならない」と指摘された。
当集会の実行委員会の試算によると、今年度公共事業予算約5兆円のうち、
不要不急な事業は約2兆円とのこと。
そのうちダム関連費は2400億円程度になる。
これを震災復興費へ丸ごとシフトさせなければ、増税や大量の国債発行は決して
認められないと参加者一同で集会アピールを採択し、その足で政府要人に申し入れを行った。
全国水源開発問題連絡会のメンバーの皆さんが事前準備から当日の進行まで
担ってくださり、有意義な院内集会が実現した。

この日は第2次補正予算案が衆院本会議で採択される日でもあり、
会場には民主・共産・社民各党の議員が入れ代わり立ち代わり、顔を見せた。
八ッ場ダムの完全中止に向けて、初心貫徹の働きをしていただきたい。

カテゴリ: 八ツ場

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