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入江あき子の県議会日記

日々の活動や想いを綴ります。

季節の花の写真(コスモス)

ご当地電力サミットin小田原 

3月10日(日)

県ネット政策調査室のメンバーで地域発再生可能エネルギーの調査のため、
小田原へ向かった。

年末の脱原発国際会議では、小田原の加藤憲一市長がパネリストとして
参加され、ご当地電力の取り組みを話してくださった。
その後、市原ネット主催の学習会で多摩地域の市民発電所のお話を
高森さんからお聞きし、今回のイベント「小田原電力はじまります。
みんなで考え、みんなでつくり、みんなで使うエネルギー」をご案内
いただいた。

小田原駅に到着し、イベント会場を確認するため、駅ビル内にある
観光案内所へ。
ところが、案内所の方々はこのイベントをまったく知らなかった。
「小田原市長もお出になるし、市外からも注目されていますよ」と
告げると、ぽかんとした様子なので、少し心配になる。

しかし、午後3時からのスタート時には会場は満席で立ち見での
参加者も多かった。

まず初めに、コーディネーターの鈴木悌助さんがご挨拶。
地元小田原にある「鈴廣」かまぼこ店の副社長であり、エネルギーから経済を
考える経営者ネットワーク会議メンバーでもある鈴木さん。
鈴廣の鈴木社長

2012年3月20日に同会議を発足し、480社が参加しているという。
「経済合理性もない原発に対し、反対運動している場合ではない。
地域から小さな新しいエネルギーを造っていくこと。もっと賢い
エネルギーの使い方をしていくことが必要だ。」と問題提起し、
「小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会」(略称:エネ協)を
立ち上げ、実践に向けて走り出している。
ユーモアも交えててきぱきとパネリストたちの話を上手につなげる
頭の回転の良さが際立っていた。

今回のイベントの目玉のひとつは、ドイツからお招きしたカール・
フェヒナー監督の講演と映画「第4の革命」ダイジェスト版の上映。
この映画は2010年に4年の歳月をかけて制作したドキュメンタリー。
これまでドイツで200万人以上が視聴し、ドイツの脱原発に一定の影響を
与えた映画といわれている。
フェヒナー監督

ドイツも長年かかって、脱原発社会を目指すことができた。
原発事故後、15%電力消費をカットできた日本人はえらい。
再生可能エネルギーへの投資を進めれば、変化が起きる。
農業、産業、ITにつぐ、第4の革命とはまさにエネルギー革命のこと。
Never give up! Keep on fighting! Keep on laughing!
Keep on smiling!と力強く暖かいメッセージを投げかけてくださった。

第2部のパネルディスカッションには、フェヒナー監督に加え、
小田原の加藤市長、小田原ほうとくエネルギー株式会社の蓑宮武夫社長、
守屋輝彦神奈川県議、片浦電力の鈴木篤史さんが登壇。
小田原ご当地電力パネル

小田原ほうとくエネルギー、多摩電力合同会社、しずおか未来エネルギー
株式会社の事例発表があり、大企業によるメガソーラではなく、
市民や事業者、行政などさまざまなセクターが参加し、人や資金を集め、
地域発で市民発電所をつくることの意義や実践が語られた。

このような取り組みが地域でお金を循環させることにもなり、
人と人とのつながりを強くし、街づくりの活性化に結びついていくことが
とてもよく分かった。

ほうとくエネルギーの循環図
ほうとくエネルギー

小田原出身の二宮尊徳にちなんだ「ほうとくエネルギー」とは?
ほうとくエネルギーとは

これぞまさに二宮尊徳の報徳仕法の現代版ともいえる取り組みであり、
「エネルギーの自立を通じて、地域を元気にし、日本の産業構造を大きく
変革していくことにつながる夢のあるプロジェクト」と打ち出している。

左が小田原市環境部のパンフレット、右はほうとくエネルギー㈱のチラシ
小田原市環境部パンフレット
小田原に住んでみたいなと思える暖かくてわくわくするようなデザイン

それにしても、小田原には素晴らしい人材がたくさん。
何をするにしても、まず第一に人だなーとつくづく感じた。

ほうとく電力の社長さんに就任された蓑宮さんは元ソニーの技術者で
いわゆる企業戦士。
リタイアした後、郷土のためにお役にたてればと奮闘されている。
「若い人、女性の力を発揮できるようにつないでいく、
小田原の取り組みを大成功させたい」と何度もおっしゃっていた。

加藤市長は、ご自身が農業や漁業に携わった経験から、
「命を支えるものは自分たちで作っていくべき」との信念があるとのこと。
原発事故前からクリーンエネルギーに関心があったが、事故後の計画停電
や足柄茶の放射能汚染など直接的なダメージを受けて、進むべき方向性
が固まったと話しておられた。
千葉にもこんな若いリーダーがいればどんなにいいだろうか…。

守屋県議の元職は、神奈川県庁の職員。
専門である都市計画、まちづくりの観点からのコメントがあった。
神奈川県では黒岩知事になってから、2020年前にエネルギーの20%削減
を掲げる「スマートエネルギー構想」を作ったそうだ。

会場からも熱気あふれる発言もあり、全国初のご当地電力サミットは
成功裏に終了。
私たちも知恵と元気、そして勇気をチャージし、脱原発社会の一刻も
早い実現に向けて思いを新たにした。

電車の時間が迫るなか、駅前の鈴廣かまぼこ店に飛び込み、ひとくち
かまぼこを購入。
鈴廣かまぼこ
添加物も入っていないところもお勧めです。


カテゴリ: あれこれ

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