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入江あき子の県議会日記

日々の活動や想いを綴ります。

季節の花の写真(ひまわり))

地方自治ってなんだ? 

8月22日(月)

19日(金)は、9時半からのさくらネット運営委員会を切り上げ、
国立へ。

一橋大にて
一橋大学で開かれた「全国政策研究集会2016」に参加しました。

駅の南口から続く緑の駅前通りをしばらく歩き、キャンパスに到着。

一橋大学キャンパス
緑豊かな校内に趣のある校舎

木村草太さん
基調講演「地方自治ってなんだ~立憲主義と自治体」の講師は
首都大学東京教授の木村草太さん


残念ながら、30分遅刻のため、若干消化不良気味の理解でしたが
地方自治の現場で憲法を使うという切り口で辺野古基地建設問題が
語られました。

続いては、楽しみにしていた方々が登場。
東京生活者ネットワークの元代理人、国立市議を経て国立市長を
務めた我らの上原公子さん、市民ネットと深いご縁がある元国会議員で
世田谷区長の保坂展人さん、そして多摩市長の阿部裕行によるてい談。

上原さん

住民自治、市民政治への思いと実践事例が紹介され、
「こんな首長だったらいいのに」と素直に羨ましく感じました。

保坂区長1
人口88万人が暮らす日本最大の区、世田谷区長に再選された
保坂区長

「規制緩和で解決しない」待機児童対策、子どもの人権擁護相談窓口、
若者自身が企画立案する青少年交流センター、再生可能エネルギー策と
次々と自治体独自の政策を展開しています。
そして、児童養護施設退所後の子どもたちを対象に給付型奨学基金を
新たに5000万円で立ち上げたところ、民間から1300万円の寄付が
集まったとのこと。
これが国や都を動かす「発火点」となりました。

保坂区長2
世田谷の「地方創生」へのアプローチは、エネルギーの自治体間連携

国の政策にダメ出しをするのではなく、自治体初で社会を変える仕事を
着々と進めている意欲的な姿勢に大いに共感しました。
もっと詳しくお話を伺いたいところでしたが、詳しくは先月末発行の
ご著書「脱原発区長はなぜ得票率67%で再選されたのか?」を
ご覧くださいとのこと。

ちなみに、私たち市民ネットでは10月22日(土)18:00から
保坂区長を千葉にお招きし、講演会を予定しています。
場所未定ですが、詳細決定後、お知らせします。
ぜひお越しください。


続いて、阿部多摩市長
阿部市長

阿部市長2

日本最大規模の多摩ニュータウンを抱え、高齢化が進む街で
「健幸都市スマートウェルネスシティ」をめざし、奮闘している様子を
語ってくださいました。

どのような哲学を持つ首長なのかで住民の暮らし向きが変わります。
国が提唱する「地方創生」は、「稼ぐ力」がキーワードの上から目線。
でも、保阪さんや阿部さんのアプローチは、住民目線の「生きる力」。
地方自治の本旨である「住民自治」を着実に進めているお二人の話を
いつまでも聴いていたいとても充実したてい談でした。

阿部市長の市政方針演説をぜひお読みください。
平和、地方自治への思いが語られています。
        ↓
阿部市長施政方針演説

続いて、分科会「脱原発~自然エネルギーと地域おこし、原発事故
被害者支援」に参加。

一橋大の山下英俊準教授によるエネルギー政策
山下さん

満田さん
国際環境NGO FoEJapanの満田夏花さん

分科会での問題提起を受け、早速翌日、県庁へ。
原発事故で福島から自主避難している方々の住宅支援が来年3月末で
打ち切られる問題が千葉県内でどうなっているのか?
県営住宅における対応について、ヒアリングしました。

千葉県の県営住宅に入居している福島からの被災者は、
意外と少なく13世帯。
そのうち2世帯がいわゆる自主避難者ですが、県の担当課は引き続き
入居できる方向で検討しているとのこと。
その場合、現在は「目的外使用」での入居となっているものを「特定入居」
つまり抽選なしで継続入居できるように変える必要があります。
ひとまずは、追い出しの姿勢ではなくてホッとしました。
但し、県営住宅に入居できる所得制限に該当する場合とするようです。
市民ネットの市議にも各市の状況調査を依頼しました。

福島原発事故から、5年が経過。
放射能による健康被害への対応もまったく動かず、
問題は何も解決していません。
引き続きあきらめずに取り組んでいきます。

カテゴリ: 講演会報告

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熊本、大分、そして5年後の福島 

4月18日(月)

熊本、大分を中心に相次ぐ地震で死者が42人、避難者が20万人と
今日の朝刊で報じられています。
このような非常事態にあっては、いち早く安倍首相は「激甚災害」
指定すべきです。
ところが、14日に1回目の地震が起きた直後、蒲島郁夫熊本県知事が
早期の激甚災害指定を求めたにもかかわらず、政府は取り合いませんでした。

5年前の東日本大震災では、当時の菅首相が地震発生の翌日に
激甚災害の指定を閣議決定しているとのこと。
なぜ今回は対応が遅いのでしょうか?

昨日、自民党の谷垣幹事長らが安倍首相に要請したと報じられていますが
現時点では未だ指定されていません。
災害時の対応は、現場である自治体の長の権限による判断を何よりも
尊重すべきですが、国は地方を人的・財政的に支援する必要があります。
知事らによる要請に早急に応えるべきです。

実は、この「激甚災害指定」の話は、昨日の佐藤かずよしさん
(前いわき市議)の講演会で知りました。

佐藤さんは、現在、福島原発告訴団副団長、福島原発刑事訴訟支援団
団長、原発事故被害者の救済を求める全国運動教代表、
脱原発福島ネットワーク世話人など、福島原発にかかわるありとあらゆる
活動で中心的役割を果たしています。

佐藤かずよしさん
佐藤かずよしさん

冒頭では、今回の地震による原発への影響はないという政府の言い分を
鵜呑みにしてはいけない。
日本列島は地震の活動期に入っており、中央構造線の中にある
川内原発は運転停止、伊方原発(愛媛)の再稼働などトンデモナイと発言。

福島原発事故から5年経った今も「原子力緊急事態宣言」は
解除されていません。
それなのに、政府による住民の分断と帰還の強制が行われています。
帰還強制

避難区域の人口
避難区域の人口

日本の法律では1ミリシーベルト以下とされている放射能基準が
福島では20ミリ、そして来年3月には50ミリまで解除予定、
大丈夫だから帰還せよと言われていますが、これは人体実験に
他ならないのではないか。
「日本国憲法は福島の県境で立ち止まる」という言葉に胸が詰まりました。

また、福島県の年間予算1兆円のうち、1000億円が除染費用。
県民の健康を守るための予算はそのわずか1/10とのこと。

除染マネーの行き先
除染マネー

小児甲状腺がんは通常の60~70倍の発症率で、166人。
それが原発事故由来であるかどうかの論争より、
子どもたちの健康被害にどのように対応するのかが先決です。

現地では、いわき放射能市民測定室「たらちね」の活動が光っています。
   ↓
いわき放射能市民測定室

ぜひ応援してください!

「原発事故子ども・被災者支援法」が骨抜きにされ、千葉においても
子どもの健康被害を調査し、救済するための施策が全く行われていません。
政府の不作為を追及し、住民の命を守る自治体の責務を質して
いかなければなりません。

今まで原発事故の責任が、誰一人問われていません。
刑事訴訟を起こすことで責任が問われれば、再稼働への抑止力になるので
応援してほしいと訴えられました。

講演会終了後、きぼーる1階アトリウムで展示されている福島写真展を見学。
福島写真展1

山本友子画伯による力作の前で
福島写真展2

「3.11で止まった町 福島の姿写真展Ⅱ」主催:原発さよなら千葉
20日(水)午後3時まで展示しています。
ぜひ足を運んでご覧ください。


カテゴリ: 講演会報告

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やっぱり最強のお二人でした! 

4月13日(水)

10日(日)小西ひろゆきさんと小林節さんのトークショーは
大盛況のうちに終了。

4月10日トークショー
ユーモアたっぷりの小林節さんと相変わらず熱い小西さん

トークショー2
千葉市文化センター5階にて

ほっとしたのもつかの間。
11日(月)は、さくらネット通信の原稿読み合わせと20日発行予定の
県議会報告の校正で一日が過ぎました。

そして、いまは15日(金)までの原稿に追われています。
それも12年間の八ッ場ダム住民訴訟を振り返り、総括するという
トンデモナク荷が重いテーマです。
最高裁までの裁判が終わり、6都県の弁護団・原告団で本を出版しよう
ということになっています。

とはいえ、今日明日のことに追われているうちに
締切が目前に迫っていたのでした。
2004年に県庁で住民監査請求の意見陳述をした時は
市議1年生だったなあなどと感慨にふけるばかりで
肝心な原稿がまとめられません…。

というわけで、気分転換(?!)に、10日トークショーの映像を視聴。
ご一緒にどうぞご覧ください!

ゲストのご了解を得て、公開されています。
       ↓
4/10憲法ぶっちゃけトーク

最後に、小林節さんと記念撮影
小林節さんと

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滋賀から国を動かす 流域治水 

12月6日(日)

今日はかねてから楽しみにしていたシンポジウムに参加するため
御茶ノ水にある明治大学グローバルフロントへ。

「温暖化時代の治水政策~国と地方の取り組みから」というテーマで
嘉田由紀子前滋賀県知事や国交省水管理・国土保全局の河川計画
調整室長の朝堀泰明さんが基調講演を行いました。

嘉田元知事

滋賀県流域治水条例は、どのような洪水にあっても人命が失われることと
生活再建が困難となる被害を避けることをめざした画期的な条例。
水害リスクを示す「地先の安全度マップ」の公表をめぐって
県内市町たちの厳しい抵抗に直面するなど条例制定までには8年の
歳月を費やしています。

一昨年前に滋賀県庁に出向き、担当職員さんからすでにその経緯や
ご苦労についてヒアリングしましたが、今回は嘉田さんから流域治水
への確固たる思いとしなやかな手法を直にお聞きすることができました。
盛りだくさんの内容をコンパクトにまとめられ、さすが!

シンポジウム2

一方、国は今年の夏に「水災害分野における気候変動適応策のあり方
について」という答申をまとめたばかり。
朝堀さんは、温暖化時代に災害リスク情報と危機感を社会全体が共有する
治水政策へと向かい始めている国の動きを報告。
いわく「滋賀県条例を追いかけている」とのこと。
地方から国を変える嘉田さんのパワーに脱帽です!

その後のシンポジウムでは、あの高橋裕東大名誉教授やいつもお世話に
なっている新潟大の大熊孝さんや拓殖大の関良基さんなど豪華パネリスト
が続々登場。

シンポジウム
マイクを手に取っているのが、大御所・高橋裕さん


午後1時半から5時まで、とても充実したシンポジウムでした。
消化しきれないところは、改めて資料を読み込まなければ…。

9月の関東・東北豪雨を受け、命や財産を守る真の治水対策を
今後どのように進めていくのか。
限りある資源、財政、人材で有効な手立てを縦割り行政を排し、
また官民の垣根を超えて、考えていかなくてはなりません。
今後とも流域治水について、さまざまな方々からご教示いただき
調査研究を深めていきたいと思います。


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不屈の沖縄 

7月18日(土)

午前11時半から臼井駅頭で「アベ政治を許さない」の街宣活動。
強風の中、チラシを配るのもひと苦労でしたが、地域から平和な社会を
めざして活動する、ワーカーズコレクティブ「回転木馬」や生活クラブ生協
の仲間たちと合同で道行く方々に訴えました。

臼井駅街宣

その後、船橋で開かれる沖縄辺野古新基地反対の講演会へ。
ちょうど午後1時ジャストに船橋駅改札を通過し、全国一斉行動である
「アベ政治を許さない」プラカードを表示しました。
プラカード表示

数人が手を振ってくれましたが、大半の通行者はぎょぎょっと驚いた様子。
お一人でプラカードを持っている人を駅で見かけましたが、やはり一人で
アピールするのは、ちょっと勇気がいるかもしれません。

辺野古埋立反対のテントで買ったジュゴンのかりゆしを着て参加。
ジュゴンかりゆし
しわが寄って見づらいですが、ジュゴンが背中に泳いでます!

安次富さん講演会
会場は満席

講師の安次富浩さんは辺野古への基地建設の是非を問う住民投票を
実現させ、反対の座り込みを続けるテント村のリーダーとして
活動を牽引されています。

安次富さん1
画面が見えづらいですが、ジュゴンの素敵なかりゆし姿の安次富さん

1995年米兵による女子中学生レイプ事件から現在に至る辺野古新基地
反対の歴史的経緯、沖縄の不屈の闘いを語ってくださいました。
オール沖縄の闘いが実を結び、知事選や衆議院選で辺野古新基地反対
の候補者がすべて勝利した舞台裏も興味深く、大同団結できる政治風土
が羨ましくも感じました。

翁長知事は自民党県連会長でもありましたが、「辺野古移設促進」を
かつて県議会で提起した人物だったそうです。
安次富さんいわく「人は変わる!」
とはいえ、翁長さんは沖縄戦の体験者であり、家族も亡くしていること。
国民を飢えさせないこと、国民を戦争に向かわせないことを信念として
持っている、まさに保守本流の人物。
政治家として腹が据わっているかどうか、国と対峙できるかどうか。
そのスタンスが県民から絶大な信頼を得ているのだと納得しました。

「沖縄から日本を変えていきたい」
 翁長知事も安次富さんも同じように語った言葉。
「絶対にくじけない。諦めない」
「諦めないから負けるはずがない」
「官僚は悪知恵はあるがジンブン(沖縄の言葉で生活の知恵)がない」
「沖縄の発想で未来を創る」
 …印象に残ったフレーズです。

沖縄問題と安保法案の問題はまさに一体。
強行採決という戦後最大の危機に直面している私たちにとって
勇気を与えられる素晴らしいご講演でした。
沖縄と心を合わせ、頑張っていきたいと思います。

以下の写真は、一昨年訪れた辺野古の様子。
テント村
辺野古のテント村

大浦湾にて
美しい大浦湾

大浦湾2
今は立ち入り禁止となっていますが、船で案内していただきました。

安次富さん
説明してくださった安次富さん

テント村2

辺野古での座り込みは、今日で4108日。
11年2か月の不屈の闘いは続いています。

カテゴリ: 講演会報告

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