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入江あき子の県議会日記

日々の活動や想いを綴ります。

季節の花の写真(スイセン)

すべての子どもたちに温かな教育を! 

12月28日(木)

今日は仕事納めで県議会棟に来ています。
会派控室の机や棚からオーバーフローし、山積みになった資料の整理に
これから取りかかりたいと思います。
その前にブログを更新していますが、自宅パソコンからのアクセスが
未だにできず、問題解決に至っておりません。

先週22日(金)議会最終日に発議案の賛成討論をし、その原稿は
サイトの最新トピックスに掲載しました。
安倍政権は2020年新憲法施行を目標とし、来年にも改憲発議が
行われようとしています。
止まらない軍事費の増加、ミサイル共同開発、防衛装備品の大量購入など
憲法9条は骨抜きにされ、すでに軍事国家への道を歩みつつある日本。
子どもたちの将来、この先の日本の未来に暗い影が落とされています。

12月議会では、昨年9月議会以来5回も継続審議となっていた
「夜間定時制高校給食の継続を求める請願」と新たに出された
関連の請願が賛成少数で否決されてしまいました。
賛成した会派は、民進党、共産党、市民ネット・社民・無所属。
自民党は「やむを得ない」と反対。
公明党は請願審査の継続を求め、態度保留という結果です。

特に12月議会提出の新たな請願については、4798筆の署名が
添えられ、私もこの間の署名集めに奔走しました。
提出締切に間に合わなかった分を合わせると、5千筆を超える賛同が
寄せられました。

県教委の給食検討チームは、定時制17校全校での給食廃止という
トンデモナイ最終報告を出しました。
この3年間、給食の試行的廃止をはじめてから各学校現場の実情を
調査してきたといいますが、いったい何を検討してきたのでしょうか?
本当に生徒や学校現場の実態に目を向け、何が必要かを真剣に
検討したならば、このような乱暴な結論にはならなかったと思います。
初めから「経費削減ありき」の廃止というべきだったのではないでしょうか。
そして、この給食廃止は定時制高校縮小の流れの始まりであることも
明らかになりました。

11月に出された「県立学校改革推進プラン 第4次実施プログラム案」では
行徳や佐倉東高校の定時制廃止、全日制の佐倉南高校を三部制定時制に
改変する等々、明らかに今の教育環境を後退させる内容が示されています。

一昨日26日(火)18:30から佐倉の中央公民館で開かれた説明会には
現役の県立高校の先生、地元中学校の先生、地域の民生主任児童委員など
多くの方々が集まり、県の無謀なプランに対し、様々な問題点を指摘。
通学の便や安全性、交通費の大幅な負担増、教育環境の保障、
何一つとっても、今より良くなるとは県側の答弁から見えてきませんでした。
本当に生徒たちのことを考えれば、このような計画案は出されないはずです。
「教育立県千葉」と胸を張って言えるのでしょうか?

会場で出された様々な意見、具体的な問題指摘を教育庁は
真摯に受け止めなければなりません。
特に生徒たちと日々真剣に向き合い、奮闘されている先生方の言葉は
胸を打つものでした。
佐倉東高校定時制の先生は、「生徒のための教育活動、子どもの笑顔、
子どもの最善のためをモットーにとてもいい学校になっている」と
涙ながらに訴えておられました。
「少なくなっていく子どもたちを大切にしてほしい」と地域の方も
発言されました。

このような路線の教育行政では、この先の千葉県は
地盤沈下を起こすでしょう。
何よりも明るい未来を切り開くのは、人の力、とりわけ子どもたちの力です。
子どもたちへの投資、分け隔てのない教育環境の充実こそ
千葉県の喫緊の課題です。

子どもの貧困が深刻になる中、目先の経費削減に走り、
教育格差を拡大させるのでは、千葉県の将来は先細りしていきます。
すべての子どもに寄り添い、個性を尊重し、人格の形成を支える
温かな教育を千葉県で実現してほしい。

今年も振り返ればさまざまなことがありましたが、
暮れの押し詰まった今、感じていることをお伝えしました。
寒い日が続きますが、どうぞお身体に気をつけて
良い年末年始をお過ごしください。
今年も大変お世話になりました。

カテゴリ: 子ども・教育

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はぐくみの杜を支える会 

4月20日(土)

今秋9月、君津市にオープン予定の児童養護施設「はぐくみの杜」を支える
会の設立総会に参加するため、美浜区保健福祉センターへ。

同施設は生活クラブ風の村(社会福祉法人)が千葉県の公募を受け、
親と暮らせない2歳から原則18才までの子どもたちの生活の場となる。
従来型の大きな施設ではなく、6棟のユニット型小規模な施設に分かれ、
家庭的な雰囲気のなかで生活する。


施設長に就任する予定の高橋克己さん
DSCN0753.jpg

以前、高橋さんには、児童養護施設を出た子どもたちが暮らす自立支援
センター人力車にいらした時、さくらネットの講演会にお呼びした。

「はぐくみの杜」の「はぐくみ」は、「羽包み」。
親鳥がヒナを自らの羽で包んで愛しみ育てるという意味からきている。
高橋さんの考案で施設名になった。

支える会の代表は、堂本暁子前知事、副代表には加藤登紀子さんと
ビックネームの役員体制となった。
はぐくみの杜総会

同施設の定員は、40名。
県内の児童養護施設は現在17施設があるが、入所率は平均で90%超で
100%のところも多くある。

昨年12月議会の一般質問で社会的養護を必要とする子どもたちの受け皿
づくりにもっと力をいれるべきと質したが、まだまだ光が当てられない。
今秋には富津にもう1箇所新たな施設がオープンするが、既存施設の
環境整備も待ったなしで、ソフト・ハード両面での改善が急がれる。

当日はNPO法人ブリッジフォースマイルの林恵子さんのお話をお聞きし
行政だけではなく、私たち民間も一緒になって子どもたちを支えていく
ことが必要だと改めて感じた。

8月10日(土)には、加藤登紀子 命結(ぬちゆい)トーク&ライブ
を京葉銀行文化プラザで開き、コンサートの収益をはぐくみの杜の
子どもたちの生活支援・自立支援に使う。
加藤登紀子コンサート
前売り券は5,000円
詳細ははぐくみの杜を支える会(0439-32-3300)まで
お問い合わせください。

折しも今日21日は、私の誕生日。
どの子どもたちも「生まれてきてよかった」と思える社会にしていく
責任が私たち大人にはある。

カテゴリ: 子ども・教育

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子どもの貧困率15.7%の国 

3月30日(土)

この日の朝刊で、前日29日にあしなが育英会の奨学生たちが「子どもの
貧困対策法」の成立を求め、国会デモが行われたと報じられていた。

昨年7月厚労省の発表によると、日本の子どもの貧困率は15.7%で
1985年以降、最悪になったとのこと。
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークによると、
これは6~7人に1人、全国ではおよそ323万人の子どもたちが
貧困な暮らしをしていることになるそうだ。
特にひとり親家庭の貧困率が50.8%にもなっている。

世界を見渡すと、愕然とするデータが…。
ユニセフの直近の調査では、日本の子どもの貧困率は14.9%で
先進35カ国のなかで27番目のワースト9位とのこと。
また、各国の子育て政策や福祉を比較したところ、日本は子どものための
施策に対する公的支出が対国内総生産(GDP)比1.3%で、
35カ国中で下から7番目に低かったという。

折しも30日(土)に麹町の弘済会館で開かれたシンポジウム
「生活保護基準引き下げは、すべての子どもの命と育ちと学びに
どう影響するの?」に参加。

子どもの貧困シンポジウム

今年8月から始まる生活保護基準引き下げでますます子どもの貧困が
広がり、深刻な事態になることが分かった。
引き下げにより、住民税や介護保険料ほか30もの他制度に波及するが、
就学援助や保育料をはじめ子どもに関する制度は10もある。

特に就学援助(経済的に困難な家庭の小中学生対象に学用品、給食費等を
支給する)が受けられる対象が減らされてしまう可能性が高い。
全国では157万人の対象者がいるが、対象者の収入(あるいは所得)は
自治体ごとに異なり、ほとんどが生活保護基準の1.0~1.3倍と
なっている。

私も県内の実態を把握するため、昨年11月に就学援助制度にかかわる
県内54市町村のデータを資料請求したが、その後、立て続けに開かれた
議会で忙しく、入手した分厚い資料の山は机の脇に積んだままだった。

ようやく先月末から、その資料を基に市民ネットの「子どもの貧困を
なくすプロジェクト」メンバーで調査しているところ。
同じ就学援助制度と言えども、各自治体の内容はまちまちで、そもそも
事務手続きを明文化した要綱が存在していないところや対象者をせばめ
たり上限を設定している消極姿勢のところもあれば、反対に少しでも
保護者の経済的負担を減らすために支援項目を広げるなど積極的な
自治体もあり、取り組み姿勢に違いが見られた。

詳細は、今月19日(金)の学習会で報告する予定なので、
ぜひご参加ください。
就学援助の全国調査を行った山野良一さん(千葉明徳短大)を講師に
お迎えし、「児童虐待と貧困」のテーマで語っていただきます。

4月19日(金)午後3時~(市民ネットワーク千葉県4階会議室)
資料代は500円です。

千葉中央駅から県庁に向かう道端で大好きなスミレを発見!
スミレ
都会で可憐に咲く野の花に励まされた気がします

カテゴリ: 子ども・教育

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どうなる?中学校教科書採択 

先日、「県立千葉中学校や特別支援学校の教科書がどのように決まるのか?」という問い合わせがあった。
佐倉市の教科書採択の手続きは印旛地区の協議会で調査研究を行い、「この教科書がもっともふさわしい」という答申を市の教育委員会に伝えた後、教育委員会議で諮られ、教育委員の合議で決定される。
      
先週24日(金)に教育委員会指導課の職員に確認したところ、中高一貫校である県立千葉中学や特別支援学校の場合、なんと最終決定が教育委員会の「合議」ではなく、県教育長の「専決」事項として教科書選定が決定していることが分かった。
これまではてっきり複数の教育委員の間で話し合い、決定していると思っていたが、あにはからんや教育長の権限で決められていたというのだ。
 
この場合も他の採択地区と同様に教科書選定審議会という第三者機関で教科書の調査研究を行う。
そして、その結果を県教育委員会に報告し、その内容を「尊重」する形で教育長が教科書を決定し、その結果報告だけを教育委員会議で他の教育委員に伝えていたとのこと。
「教育長の専決にする理由は何か」と聞いたところ、「時間的にぎりぎりなので」ということだが、8月末日までにどの教科書にするのかを決定しなくてはならないのは、県内各地区もどこも同じ。万が一、教育長が審議会の答申にある教科書を「こんなものはだめだ。こちらにする!」とちゃぶ台返しをしないとも限らないのではないか?
  
現に東京都が都立中高一貫校や特別支援学校に「新しい歴史教科書をつくる会」系の教科書を選定してしまった前例がある。全国的にも県直轄の学校がターゲットにされている。
  
24日(金)本議会では「東葛地区にも千葉中千葉高のような中高一貫校をつくって欲しい」「千葉中からの進学者と他からの生徒の学力を比較すべき」「千葉中の環境整備をどのように整えてきたのか」等々の一般質問をした議員がいた。
県下に誇る優秀な人材を育てるべきだとの主張のようだが、あまりにも学校現場の状況を知らなさすぎるのでは?

今から3年前、県立千葉中学が千葉高に併設されたのだが、無理やり狭い敷地と学校施設に80名の中学生が詰め込まれた。と同時に、評価も高く歴史ある夜間中学が閉鎖されるという犠牲を伴うものでもあった。ちょうど同時期に長男も高校に入学したのだが、千葉中併設によるダメージを受けた。高2の終わりに中学校の体育館を建てるということで、部活動のテニスコートを一方的な報告のみでつぶされてしまった。
「せめて生徒保護者にきちんと説明し、代替案を示すなど責任を果たしてほしい」と当時申し入れたが、聞き入れられなかった。
その後、子どもたちは青葉の森テニスコートを借り、部活動を続けてはいる。息子によると、千葉中の子どもたちの多くは運動系の部活はできない環境にあるとのこと。賛否両論あろうが、私は受験エリート校という位置づけの県立中高一貫校は支持しない。千葉高は部活動を2つも3つも掛け持ちし、学生生活を大いにエンジョイしている生徒が多くいることが伝統だ。
そのためか(?!)、浪人生の割合も多いのだが…。
     
教科書選定の問題から目が離せないが、いずれにしても子どもたちが歴史・科学・文学などあらゆる分野での事実や真実を学び、自分の頭でしっかりと考える環境を整えることこそ、何よりも大切だと思う。

   

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中学校教科書展示会が今日からスタート 

千葉県内の中学校教科書展示会が始まり、早速佐倉の中央公民館に足を運んだ。
昨年度は小学校教科書の採択があり、印旛合同庁舎に見に行ったのだが、会場が2階の奥の薄暗い部屋で他に誰ひとり閲覧者はいなかった。それに比べて中央公民館は配食サービスや趣味のサークル活動などで出入りが活発。
教科書展示が目につきやすく一歩前進である。

展示場で 
展示会場にて 
     
しかし、どれほどの人が今回の教科書採択に関心をもっていることだろう。
学校教育にとってなくてはならない教科書だが、その内容がどのような視点で書かれているかが問題である。
もちろん文科省の教科書検定を通ったものだけが選定の対象となっているのだが、特に歴史や公民については必ずしも似かよった中身とは言えない。
特に今回は「新しい歴史をつくる会」の流れをくむ自由社に加え、育鵬社も検定にパスしている。

これらの教科書については、戦争を美化・正当化し、基本的人権よりも国家や社会の秩序を優先するなど、他の教科書とは明らかに異なる視点で書かれており、憲法改正論者から熱い支持を受けている。
今年に入ってから、各地方議会ではこれらの教科書を支持する側から「もっともふさわしい教科書を選ぶべきだ」いう内容の請願が出され、千葉県でも2月県議会で自民党の賛成多数で採択されている。しかし、このような教育行政への政治介入は法的にも許されていない。自覚がなさすぎるのではないか。

話は戻って、教科書展示会。
公民の教科書6社を手に取り、憲法や基本的人権をどのように扱っているか、読み比べた。
人権については、「公共の福祉」「子どもの権利条約」「外国人参政権」「男女平等」などがどのように位置づけられているか、或いは全く言及がないか、読みふけっているうちに1時間が過ぎ、午後1時からの政策室会議に大幅に遅刻してしまった。

教科書
これが公民の教科書。この中から1社が選ばれる。

会議終了後、県庁会派室に戻り、今回の教科書展示や採択手続きを確認するため、担当課職員から聞き取りした。
数時間前に各展示会場でとっているアンケートの取り扱いについて、数人から問い合わせがあったからだ。
その結果、アンケートは展示会の運営に関する意見集約だけで、教科書の中身に関する意見は全く取り上げられていないことがはっきりした。これでは、あんまりではないか。一般の教員や保護者の意見はいったいどこで吸い上げるのであろうか?

千葉県の採択手続きについては、現場教員の意見反映や会議の公開などの透明性の確保をはじめ、さまざま改善すべき点がある。東京や神奈川は会議の公開をしているのに、なぜ千葉県は「静謐(せいひつ)な環境確保」を盾に8月末まで全て非公開で秘密裏に進めるのか?

今年度、単独採択市である千葉市と船橋市は採択決定をする最後の場面(教育委員会会議での採決のところ)は、公開することになったそうだ。しかし、採決に至るまでの議論は依然として、非公開、秘密会のままとのこと。
「法的しばりがないにもかかわらず、県が非公開としていると理由は何か?教育に限らずあらゆる分野で情報公開が進められ、行政の透明性が求められているのに、ブラックボックスの中で決められるのはおかしいのではないか。」と投げかけたところ、「ブラックボックスとは……。確かに法的な規制はないが、これまでの慣例で非公開とした方が外からの働きかけや圧力から守られ、静謐な環境で教科書採択事務を進めることができると県が判断した。」とのこと。
非公開の判断を変えるためには、教育委員会会議で議論の俎上に上げ、決定する必要がある。
県民の声が届かない、見えないところでの決定を信じよと言われても、どうだろうか?


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