民主的な治水計画の策定を!
2012/05/20 (Sun)
5月16日(水)
午前中からの県ネット会議を終え、衆議院議員会館へ。
午後4時から、民主党の川内博史議員に仲介をお願いし、利根川の治水計画
にあたっての要請文を提出し、担当課からヒアリングをしました。
昨年末、民主党内で八ッ場ダム継続をめぐってすったもんだの挙句、
官房長官が2条件を出し、本体工事の継続が決まりました。
その後、数カ月が経過しましたが、条件の1つである利根川水系河川整備計画
策定の具体的な動きが見えません。
おそらく関東地方整備局は水面下で着々と準備を進めていると思われますが、
これまでのように形ばかりのパブコメをとって、さっさとつくられたのでは
たまりません。
97年に改正した河川法の肝である「住民意見の反映」を実質的に担保する
民主的な策定方法でなければ、「住民不在」に他なりません。
計画策定の主体は関東地方整備局なので、同席した国交省河川計画課は
直接的関係はないのですが、全国の河川行政の大元締めであり、
本省の姿勢が大きな影響を与えていることは間違いがありません。
民主党の政調会からも「有識者会議」にダム推進学者ばかりではなく
多様な意見を持つメンバーを入れるべきだと申し入れ済みですが、
現段階では「検討中」とのこと。
計画策定のスケジュールについても、「検討中」とのことですが、
本当はもう決まっているのではないか?と疑いが消えません。
2008年5月に開かれた前回の有識者会議では、次回の会議で計画の原案が
出されることになっていました。
その後、理由不明のまま計画策定が中断し、現在に至っています。
川内さんの取り計らいで私たちの出した質問に対する文書回答をもらう約束
をし、1週間内に届くことになりました。
河川計画調査室の里村企画専門官に要請書を渡す利根川流域市民委員会
嶋津共同代表。

関東地方整備局の皆さん、流域住民の生命と財産を守るための治水計画です。
「法令順守」で住民とともに計画づくりを進めましょう!
午前中からの県ネット会議を終え、衆議院議員会館へ。
午後4時から、民主党の川内博史議員に仲介をお願いし、利根川の治水計画
にあたっての要請文を提出し、担当課からヒアリングをしました。
昨年末、民主党内で八ッ場ダム継続をめぐってすったもんだの挙句、
官房長官が2条件を出し、本体工事の継続が決まりました。
その後、数カ月が経過しましたが、条件の1つである利根川水系河川整備計画
策定の具体的な動きが見えません。
おそらく関東地方整備局は水面下で着々と準備を進めていると思われますが、
これまでのように形ばかりのパブコメをとって、さっさとつくられたのでは
たまりません。
97年に改正した河川法の肝である「住民意見の反映」を実質的に担保する
民主的な策定方法でなければ、「住民不在」に他なりません。
計画策定の主体は関東地方整備局なので、同席した国交省河川計画課は
直接的関係はないのですが、全国の河川行政の大元締めであり、
本省の姿勢が大きな影響を与えていることは間違いがありません。
民主党の政調会からも「有識者会議」にダム推進学者ばかりではなく
多様な意見を持つメンバーを入れるべきだと申し入れ済みですが、
現段階では「検討中」とのこと。
計画策定のスケジュールについても、「検討中」とのことですが、
本当はもう決まっているのではないか?と疑いが消えません。
2008年5月に開かれた前回の有識者会議では、次回の会議で計画の原案が
出されることになっていました。
その後、理由不明のまま計画策定が中断し、現在に至っています。
川内さんの取り計らいで私たちの出した質問に対する文書回答をもらう約束
をし、1週間内に届くことになりました。
河川計画調査室の里村企画専門官に要請書を渡す利根川流域市民委員会
嶋津共同代表。

関東地方整備局の皆さん、流域住民の生命と財産を守るための治水計画です。
「法令順守」で住民とともに計画づくりを進めましょう!
札幌視察(最終日)
2012/05/15 (Tue)
札幌視察最終日の11日、地下鉄東豊線に乗り、早朝9時に東区栄町ファミリー
クリニックにある医療法人「北海道家庭医療学センター」を訪ねました。
現地に到着すると、朝早くから待合室は患者さんでいっぱいでした。
2階に案内され、理事長の草場鉄周(くさばてっしゅう)医師がにこやかに
応対してくださいました。

こちらのセンターは96年の創設以来、北海道内で都市型と地域型の医療を
担うとともに研修を通じて多くの「家庭医」を輩出している家庭医療の
パイオニアです。
前理事長がカナダで家庭医の重要性を感じ、室蘭で小さな診療所を開設後、
家庭医をいかに育てるかを模索しながら、研修制度をつくったのが始まり
だそうです。
草場先生ご自身は、こちらのセンターの3期生とのことで、福岡がご出身。
もともと脳科学に関心があり、京大を卒業され、心と身体をトータルに診る
ことができるプライマリーケア、家庭医の育成に力を入れている当センターに
魅かれ、北海道まで来られたとのこと。
こちらに伺った経緯については、道立病院の現状を調べていた時に
道立寿都(すっつ)病院を町に移管した結果、うまくいっているとの記事を
目にしたからです。
・2005年に寿都町の診療所となり、道立病院時代は毎年3~4億円の赤字
が移管後は1.7億円まで圧縮された。
・移管にあたって、家庭医療学センターから常勤の医療スタッフを派遣する
業務提携を町と結び、「家庭医療」を提供している等々。
地域医療とともにプライマリーケアの重要性、総合医の育成が求められて
久しいですが、実際のところは都市部に医師が偏在している問題を棚上げし、
医師不足ばかりが叫ばれています。
当センターの取り組みや家庭医の役割について、草場医師はとても丁寧に
分かりやすく、そしてエネルギッシュに話してくださいました。
多岐にわたる内容の一部をご紹介すると…。
◆そもそも家庭医ってなに?
・日本でも80年代に家庭医制度の動きがあったが、医師会の情緒的反対で
いったん封印された。その後、医療界の重鎮もプライマリーケアの重要性に
ついて発言、若手医師による動きもあり、3つの学会が統合し、2年前に
日本プライマリケア連合学会が発足した。
・現在、厚労省の「専門医のあり方検討会」が開かれ、今後、医療法への
新たな位置づけも検討もされていくだろう。
・日本では医学生の6~7割が町医者志望だが、そのための専門的
トレーニング研修制度はなく、実際は内科でも呼吸器、腎臓など身体の
パーツごとに専門が分かれている。
・日本では家庭医と呼べる医者は1~2パーセント(イギリスは70%、
カナダ50%、アメリカ30%)だが、すでに開業医となっている人を再研修
するなどし、30%まで引き上げればよい。
・家庭医の研修の受け皿は、全国で130もあり、千葉でも4つの団体がある。
(そのうちの1つとはつながりがあるが、その他もぜひ視察したい!)
・東日本大震災の時もトータルに身体を診られる、家庭医が大活躍した。
(パーツごとの専門医は災害時、役に立たない?)
◆家庭医療学とは何か?
①予防医学も含めた包括的な医療を提供すること
②多職種協働によるネットワークをつくりながら、診療のハブになること
(ケアマネ、民生委員、市の福祉職員等との連携)
③患者の生活も含めた全人的医療にこだわること
(ちゃんと薬飲んでますか?食事に気をつけてますか?などの声掛け
だけでは意味がない)
④地域の健康改善につながる取り組み
(病院に来ない人は大丈夫か?地域医療とは、村づくり・街づくりであること)
草場医師はお忙しいにもかかわらず、「せっかく来られたのだからどうぞ」と
2時間にわたって私たちの質問に笑顔で答えてくださいました。
こんなに素敵な若手医師がいるのだから、「日本の医療に明日はある」と
一同が確信。
私たちも千葉の地域医療のため、がんばります!
最後に先生を囲んで記念写真

3日間にわたる札幌滞在でしたが、福祉・医療のパイオニアの方々から
ご教示いただき、とても有意義な視察となりました。
クリニックにある医療法人「北海道家庭医療学センター」を訪ねました。
現地に到着すると、朝早くから待合室は患者さんでいっぱいでした。
2階に案内され、理事長の草場鉄周(くさばてっしゅう)医師がにこやかに
応対してくださいました。

こちらのセンターは96年の創設以来、北海道内で都市型と地域型の医療を
担うとともに研修を通じて多くの「家庭医」を輩出している家庭医療の
パイオニアです。
前理事長がカナダで家庭医の重要性を感じ、室蘭で小さな診療所を開設後、
家庭医をいかに育てるかを模索しながら、研修制度をつくったのが始まり
だそうです。
草場先生ご自身は、こちらのセンターの3期生とのことで、福岡がご出身。
もともと脳科学に関心があり、京大を卒業され、心と身体をトータルに診る
ことができるプライマリーケア、家庭医の育成に力を入れている当センターに
魅かれ、北海道まで来られたとのこと。
こちらに伺った経緯については、道立病院の現状を調べていた時に
道立寿都(すっつ)病院を町に移管した結果、うまくいっているとの記事を
目にしたからです。
・2005年に寿都町の診療所となり、道立病院時代は毎年3~4億円の赤字
が移管後は1.7億円まで圧縮された。
・移管にあたって、家庭医療学センターから常勤の医療スタッフを派遣する
業務提携を町と結び、「家庭医療」を提供している等々。
地域医療とともにプライマリーケアの重要性、総合医の育成が求められて
久しいですが、実際のところは都市部に医師が偏在している問題を棚上げし、
医師不足ばかりが叫ばれています。
当センターの取り組みや家庭医の役割について、草場医師はとても丁寧に
分かりやすく、そしてエネルギッシュに話してくださいました。
多岐にわたる内容の一部をご紹介すると…。
◆そもそも家庭医ってなに?
・日本でも80年代に家庭医制度の動きがあったが、医師会の情緒的反対で
いったん封印された。その後、医療界の重鎮もプライマリーケアの重要性に
ついて発言、若手医師による動きもあり、3つの学会が統合し、2年前に
日本プライマリケア連合学会が発足した。
・現在、厚労省の「専門医のあり方検討会」が開かれ、今後、医療法への
新たな位置づけも検討もされていくだろう。
・日本では医学生の6~7割が町医者志望だが、そのための専門的
トレーニング研修制度はなく、実際は内科でも呼吸器、腎臓など身体の
パーツごとに専門が分かれている。
・日本では家庭医と呼べる医者は1~2パーセント(イギリスは70%、
カナダ50%、アメリカ30%)だが、すでに開業医となっている人を再研修
するなどし、30%まで引き上げればよい。
・家庭医の研修の受け皿は、全国で130もあり、千葉でも4つの団体がある。
(そのうちの1つとはつながりがあるが、その他もぜひ視察したい!)
・東日本大震災の時もトータルに身体を診られる、家庭医が大活躍した。
(パーツごとの専門医は災害時、役に立たない?)
◆家庭医療学とは何か?
①予防医学も含めた包括的な医療を提供すること
②多職種協働によるネットワークをつくりながら、診療のハブになること
(ケアマネ、民生委員、市の福祉職員等との連携)
③患者の生活も含めた全人的医療にこだわること
(ちゃんと薬飲んでますか?食事に気をつけてますか?などの声掛け
だけでは意味がない)
④地域の健康改善につながる取り組み
(病院に来ない人は大丈夫か?地域医療とは、村づくり・街づくりであること)
草場医師はお忙しいにもかかわらず、「せっかく来られたのだからどうぞ」と
2時間にわたって私たちの質問に笑顔で答えてくださいました。
こんなに素敵な若手医師がいるのだから、「日本の医療に明日はある」と
一同が確信。
私たちも千葉の地域医療のため、がんばります!
最後に先生を囲んで記念写真

3日間にわたる札幌滞在でしたが、福祉・医療のパイオニアの方々から
ご教示いただき、とても有意義な視察となりました。
札幌視察(その3)
2012/05/15 (Tue)
今回の視察のもう一つのテーマは、地域医療。
10日(木)午後2時から、北海道庁で医師確保や道立病院の取り組み
について、保健福祉部医療政策局地域医師確保推進室と道立病院室の
ご担当にレクチャーしていただくことになっています。
「ゆい」の視察を終え、道庁に到着したのが、ちょうどお昼前の11時半ごろ。
「道庁の食堂が美味しい」との情報をゲットし、一同最上階に向かいました。
高橋食堂(知事の名前を採用?)では、バイキング形式でお惣菜を選びます。
ご飯のお替り自由で小プレートが650円、大プレートが750円とリーズナブル
で、12時を回ると行列ができていました。
煮物、揚げ物、サラダと味も栄養バランスも良く、人気の理由が分かりました。
食事後、空き時間を利用して、赤レンガ庁舎へ。

中へ入ると文書館や資料室があり、とりわけ第2次世界大戦終戦直後の
旧ソ連軍による樺太侵攻のすさまじさと犠牲になった日本人の様子が克明に
展示されていました。
沖縄と比較してまだまだ知られていない歴史の事実が多くあります。
お約束の2時前に同議会棟に着くと、見慣れないグッズが。
どうやら、くつ磨き器のようです。
Oさんの美しいおみ足をモデルに、シャッターを切りました。

雪道で泥だらけになった靴をきれいにする北海道ならではのマスト商品?
本題に戻りますが、北海道の医療資源は我が千葉県と比べてもはるかに
良く、22年における人口10万人あたりの医師数も218人となっています。
この年に全国平均219人を下回りましたが、それまでは平均レベルを維持。
一方、千葉県はなんと159人で全国45位のワースト3位。
北海道は面積が広いし、過疎化はおろかへき地と呼ばれるところもあったり
するのに、なぜ千葉よりがんばれているのだろうか、という素朴な疑問があり、
視察前に北海道の取り組みを調べました。
道庁ホームページの情報も充実していて、アップされている情報にひと通り
目を通しましたが、結論として、「オール北海道」でがんばっている!!
知事公約でもある医師確保に力を入れ、地域医療を守るために
関係セクターと連携している様子が分かりました。
H17年発足の北海道医療対策協議会が2年後に高橋知事をトップに
バージョンアップし、医師派遣連絡調整分科会、地域医療を担う医師養成
検討分科会、自治体病院等広域化検討分科会を設置し、具体的な取り組みが
進められています。
また、今年2月には、当協議会が国に対して「医師確保のための提言」を
行っています。
道内の3つの医育大学(北大、旭川医科大、札幌医科大)、医師会や看護協会、
自治体病院協議会、北海道市町村長会など、さまざまな関係セクターと
意見交換し、取りまとめたものです。
国の反応はと尋ねると、「受け取っておきます」という感じとのこと…。
それでも、素晴らしいではないか。
また、看護師・准看護士、保健師、助産師すべてにおいて、10万人あたりの
就業者数は、全国平均を上回っており、年々増加傾向にあることも驚きです。
効果的な政策が進められてきた証拠です。
この他にも北海道には、29年度を最終年度とする10年間の医療計画が
あります。
この計画は、「保健医療福祉計画」の医療分野の個別計画ですが、
千葉にはまだ(?!)ありません。
今年度がこの計画の見直し年次にあたっているので、このことを含めて
いろいろと担当課にお聞きしたかったのですが、残念ながら具体的な話は
聞けませんでした。
なぜかというと、説明してくださった職員が
「今年4月に移動してきたばかりなので、よく分かりません」とのこと。
そうであるならば、答えられる職員に対応していただきたかったです。
とても残念でした。
道立病院については、道内7つの病院のすべてが赤字で大変!とのこと。
22年度は一般会計からの繰り入れを73億円近くしているが、収支不足額は
13億円で、実質的には86億円の赤字。
また、北見病院は心臓血管外科医が高度専門医療を行っているが、
一般病床が130床のうち38床しか運用されていない。
羽幌病院は120床のうち45床の運用となっているが、赤字不採算といっても
離島を抱えており、地域医療を守る砦となっているなど、千葉県よりも
厳しい課題を抱えています。
4年前に「北海道病院事業改革プラン」を打ち出し、指定管理者制度導入など
経営形態の見直しを検討しているとのことですが、引き受け手が見つかること
は難しいでしょう。
地域医療を守るためには、何が必要か?
視察最終日の11日(金)に医療法人「北海道家庭医療学センター」を訪ね、
その答えを探ってきました。
~この項は改めて~
10日(木)午後2時から、北海道庁で医師確保や道立病院の取り組み
について、保健福祉部医療政策局地域医師確保推進室と道立病院室の
ご担当にレクチャーしていただくことになっています。
「ゆい」の視察を終え、道庁に到着したのが、ちょうどお昼前の11時半ごろ。
「道庁の食堂が美味しい」との情報をゲットし、一同最上階に向かいました。
高橋食堂(知事の名前を採用?)では、バイキング形式でお惣菜を選びます。
ご飯のお替り自由で小プレートが650円、大プレートが750円とリーズナブル
で、12時を回ると行列ができていました。
煮物、揚げ物、サラダと味も栄養バランスも良く、人気の理由が分かりました。
食事後、空き時間を利用して、赤レンガ庁舎へ。

中へ入ると文書館や資料室があり、とりわけ第2次世界大戦終戦直後の
旧ソ連軍による樺太侵攻のすさまじさと犠牲になった日本人の様子が克明に
展示されていました。
沖縄と比較してまだまだ知られていない歴史の事実が多くあります。
お約束の2時前に同議会棟に着くと、見慣れないグッズが。
どうやら、くつ磨き器のようです。
Oさんの美しいおみ足をモデルに、シャッターを切りました。

雪道で泥だらけになった靴をきれいにする北海道ならではのマスト商品?
本題に戻りますが、北海道の医療資源は我が千葉県と比べてもはるかに
良く、22年における人口10万人あたりの医師数も218人となっています。
この年に全国平均219人を下回りましたが、それまでは平均レベルを維持。
一方、千葉県はなんと159人で全国45位のワースト3位。
北海道は面積が広いし、過疎化はおろかへき地と呼ばれるところもあったり
するのに、なぜ千葉よりがんばれているのだろうか、という素朴な疑問があり、
視察前に北海道の取り組みを調べました。
道庁ホームページの情報も充実していて、アップされている情報にひと通り
目を通しましたが、結論として、「オール北海道」でがんばっている!!
知事公約でもある医師確保に力を入れ、地域医療を守るために
関係セクターと連携している様子が分かりました。
H17年発足の北海道医療対策協議会が2年後に高橋知事をトップに
バージョンアップし、医師派遣連絡調整分科会、地域医療を担う医師養成
検討分科会、自治体病院等広域化検討分科会を設置し、具体的な取り組みが
進められています。
また、今年2月には、当協議会が国に対して「医師確保のための提言」を
行っています。
道内の3つの医育大学(北大、旭川医科大、札幌医科大)、医師会や看護協会、
自治体病院協議会、北海道市町村長会など、さまざまな関係セクターと
意見交換し、取りまとめたものです。
国の反応はと尋ねると、「受け取っておきます」という感じとのこと…。
それでも、素晴らしいではないか。
また、看護師・准看護士、保健師、助産師すべてにおいて、10万人あたりの
就業者数は、全国平均を上回っており、年々増加傾向にあることも驚きです。
効果的な政策が進められてきた証拠です。
この他にも北海道には、29年度を最終年度とする10年間の医療計画が
あります。
この計画は、「保健医療福祉計画」の医療分野の個別計画ですが、
千葉にはまだ(?!)ありません。
今年度がこの計画の見直し年次にあたっているので、このことを含めて
いろいろと担当課にお聞きしたかったのですが、残念ながら具体的な話は
聞けませんでした。
なぜかというと、説明してくださった職員が
「今年4月に移動してきたばかりなので、よく分かりません」とのこと。
そうであるならば、答えられる職員に対応していただきたかったです。
とても残念でした。
道立病院については、道内7つの病院のすべてが赤字で大変!とのこと。
22年度は一般会計からの繰り入れを73億円近くしているが、収支不足額は
13億円で、実質的には86億円の赤字。
また、北見病院は心臓血管外科医が高度専門医療を行っているが、
一般病床が130床のうち38床しか運用されていない。
羽幌病院は120床のうち45床の運用となっているが、赤字不採算といっても
離島を抱えており、地域医療を守る砦となっているなど、千葉県よりも
厳しい課題を抱えています。
4年前に「北海道病院事業改革プラン」を打ち出し、指定管理者制度導入など
経営形態の見直しを検討しているとのことですが、引き受け手が見つかること
は難しいでしょう。
地域医療を守るためには、何が必要か?
視察最終日の11日(金)に医療法人「北海道家庭医療学センター」を訪ね、
その答えを探ってきました。
~この項は改めて~
札幌視察(その2)
2012/05/15 (Tue)
札幌視察2日目の午前は、自閉症者自立支援センター「ゆい」を訪ねました。

札幌市の施設をはるにれの里が指定管理者として、管理運営しています。
「ゆい」が開設された経緯は、札幌市ののぞみ学園(第一種医療型自閉症児
施設)の子どもたちが大人になっても次の暮らしの場がなく、人生の大半を
病院や施設で過ごさなければならない現状を何とかしたいと親たちが
十数年にわたる運動によって、H17年11月に開設されました。
こちらは、主に2つの機能を果たしており、1階は短期入所も含む入所支援、
2階は相談業務を行う札幌市自閉症・発達障害支援センターとなっています。
札幌市ではゆいの開設にあたって、自閉症や周辺の発達障がいの人たちを
専門的に支援する「総合支援センター構想」を打ち出し、これは全国の政令市
としては、はじめての試みだったとのことです。
施設の特徴は、次のとおりです。
①自閉症特化型の支援を行う。
②二次的に強い行動障がいを持ってしまった人たちを専門的に支援する。
③自閉症や周辺の発達障がいの人たちのノーマライゼーションを
具体化する。
建物は、一人一部屋のユニット型です。
自閉症の人は、様々な刺激に対して自動的にコントロールすることができない
ため、刺激に対して日々翻弄され、苦しんでいます。
少人数の暮らしは、特に人刺激を制限できるという意味で優しい環境と
なっています。
可動式の壁なので、入所者に変化があった場合、臨機応変に環境を変えらる
と説明がありました。

自閉症については、維新の会がトンデモナイ条例案をつくるなど、世間一般の
理解もまだまだです。
1970年代になって脳に機能的な障がいがある「発達障がい」ということが研究
によって明らかになるまでは、「冷たい親に育てられたことによって起こる
心因性の症状」とされていたとのこと。
また、自閉症の人は耳で聞いた情報よりも目で見た情報を処理する力に
優れているということも明らかになったということも、現場を見せていただき、
納得しました。
敷地内にある作業所では、食材の下準備の仕事を請け負い、入所者と
スタッフが大量のジャガイモの皮むきをしていました。

当日は、「ゆい」の佐藤副所長、スタッフの佐々木さん、蝦名さん、
「おがる」の加藤所長にご案内いただき、たくさんのお話を伺うことができました。
「地域移行ではなく、地域に戻す」という視点にたって、意欲的かつ創造的に
チャレンジされている姿勢に改めて感銘を受けました。
とても素敵な方々との出会いに感謝です。

札幌市の施設をはるにれの里が指定管理者として、管理運営しています。
「ゆい」が開設された経緯は、札幌市ののぞみ学園(第一種医療型自閉症児
施設)の子どもたちが大人になっても次の暮らしの場がなく、人生の大半を
病院や施設で過ごさなければならない現状を何とかしたいと親たちが
十数年にわたる運動によって、H17年11月に開設されました。
こちらは、主に2つの機能を果たしており、1階は短期入所も含む入所支援、
2階は相談業務を行う札幌市自閉症・発達障害支援センターとなっています。
札幌市ではゆいの開設にあたって、自閉症や周辺の発達障がいの人たちを
専門的に支援する「総合支援センター構想」を打ち出し、これは全国の政令市
としては、はじめての試みだったとのことです。
施設の特徴は、次のとおりです。
①自閉症特化型の支援を行う。
②二次的に強い行動障がいを持ってしまった人たちを専門的に支援する。
③自閉症や周辺の発達障がいの人たちのノーマライゼーションを
具体化する。
建物は、一人一部屋のユニット型です。
自閉症の人は、様々な刺激に対して自動的にコントロールすることができない
ため、刺激に対して日々翻弄され、苦しんでいます。
少人数の暮らしは、特に人刺激を制限できるという意味で優しい環境と
なっています。
可動式の壁なので、入所者に変化があった場合、臨機応変に環境を変えらる
と説明がありました。

自閉症については、維新の会がトンデモナイ条例案をつくるなど、世間一般の
理解もまだまだです。
1970年代になって脳に機能的な障がいがある「発達障がい」ということが研究
によって明らかになるまでは、「冷たい親に育てられたことによって起こる
心因性の症状」とされていたとのこと。
また、自閉症の人は耳で聞いた情報よりも目で見た情報を処理する力に
優れているということも明らかになったということも、現場を見せていただき、
納得しました。
敷地内にある作業所では、食材の下準備の仕事を請け負い、入所者と
スタッフが大量のジャガイモの皮むきをしていました。

当日は、「ゆい」の佐藤副所長、スタッフの佐々木さん、蝦名さん、
「おがる」の加藤所長にご案内いただき、たくさんのお話を伺うことができました。
「地域移行ではなく、地域に戻す」という視点にたって、意欲的かつ創造的に
チャレンジされている姿勢に改めて感銘を受けました。
とても素敵な方々との出会いに感謝です。
札幌視察(その1)
2012/05/14 (Mon)
5月9日(水)~11日(金)
今回、障がい者の地域移行の先進事例と北海道の地域医療の取り組みを学ぶ
ために、会派メンバープラス市民ネット市議2人と札幌に向かいました。
9日の午後、まず訪れたのは、社会福祉法人はるにれの里の「さりゅう」。
当法人は、1987年に厚田はまなす園(旧知的障がい者厚生施設)を開設以降、
石狩市や札幌市において施設や事業所を運営し、知的障がいや自閉症、
発達障がいの人たちが地域でその人らしく生活できるように専門的な支援を
行っています。
今回視察するきっかけとなったのは、千葉県の新年度予算で「強度行動障害の
ある方への支援体制構築事業」が新規に盛り込まれ、その先進事例である
はるにれの里の取り組みを視察するためでした。
重度の自閉症や重度の知的障がいを初めとした発達障がいのある方が
施設ではなく、地域のケアホームで生活するための試みです。
はるにれの里が運営するケアホームは、サテライトも含め28ヶ所、
118人の自閉症をはじめとする重度の障がい者の地域生活を支えています。
生活介護事業所「さりゅう」では、日中の障がい福祉サービスを行っています。
知的に遅れがあるなしに関係なく自閉症・発達障がいを持っている方々が
利用しています。
ここでは、ケアホームでの生活を想定し、掃除や洗濯、炊事、身の回りのこと
など自立を図るプログラムを実施し、余暇活動など常に居心地の良い場所に
するように工夫がこらされていました。
ひとり一人のくつろぎの空間

「さりゅう」をいったん離れ、実際に訪れたケアホームは、住宅街の一角にある
普通の一軒家でした。

自閉症の方は、一度にたくさんの情報が入ってくると処理できずにパニックに
なることが多いため、それぞれが得意とする方法で生活パターンを確認しな
がら落ち着いて暮らすことができるそうです。
特に視覚的な方法で示すと、理解しやすいとのことでした。
一日の生活の流れ

この家には、女性が4人住んでいるとのことでしたが、洗濯物もきちんと
たたまれ、どのスペースも整理整頓ができていて、とてもきれい!
洗面台の横には、歯磨きの順番の絵が貼られています。

この後、事務所に戻り、ケアホームでの入所者の方の日常生活を記録した
DVDを見せてもらいましたが、動作に迷いやムダがなく実にたんたんと
穏やかに暮らしている様子にびっくり!
施設入所の時は自傷行為や破壊行為をしていた人もケアホームでは
支援者との信頼関係の下に安全・安心に生活できています。
重い障害のある方が施設を出て地域で暮らすことに、当初、当事者の保護者
たちは不安でいっぱいだったそうですが、ケアホームで自分らしく生活している
我が子を見て、今ではその考えも百八十度変わったとのこと。
これを実現するためには、法人のスタッフはもちろん入所者の食事づくり等
で関わっている地域の方々のバックアップ体制、二重三重のリスク管理が
あってこそと知りました。
気が付くと、時計の針は午後4時過ぎ。
午後1時前から、施設の説明や案内を熱心にしてくださった常務理事の
木村さん、生活介護事業所サービス管理責任者の中野さん、
本当にありがとうございました。

今回、障がい者の地域移行の先進事例と北海道の地域医療の取り組みを学ぶ
ために、会派メンバープラス市民ネット市議2人と札幌に向かいました。
9日の午後、まず訪れたのは、社会福祉法人はるにれの里の「さりゅう」。
当法人は、1987年に厚田はまなす園(旧知的障がい者厚生施設)を開設以降、
石狩市や札幌市において施設や事業所を運営し、知的障がいや自閉症、
発達障がいの人たちが地域でその人らしく生活できるように専門的な支援を
行っています。
今回視察するきっかけとなったのは、千葉県の新年度予算で「強度行動障害の
ある方への支援体制構築事業」が新規に盛り込まれ、その先進事例である
はるにれの里の取り組みを視察するためでした。
重度の自閉症や重度の知的障がいを初めとした発達障がいのある方が
施設ではなく、地域のケアホームで生活するための試みです。
はるにれの里が運営するケアホームは、サテライトも含め28ヶ所、
118人の自閉症をはじめとする重度の障がい者の地域生活を支えています。
生活介護事業所「さりゅう」では、日中の障がい福祉サービスを行っています。
知的に遅れがあるなしに関係なく自閉症・発達障がいを持っている方々が
利用しています。
ここでは、ケアホームでの生活を想定し、掃除や洗濯、炊事、身の回りのこと
など自立を図るプログラムを実施し、余暇活動など常に居心地の良い場所に
するように工夫がこらされていました。
ひとり一人のくつろぎの空間

「さりゅう」をいったん離れ、実際に訪れたケアホームは、住宅街の一角にある
普通の一軒家でした。

自閉症の方は、一度にたくさんの情報が入ってくると処理できずにパニックに
なることが多いため、それぞれが得意とする方法で生活パターンを確認しな
がら落ち着いて暮らすことができるそうです。
特に視覚的な方法で示すと、理解しやすいとのことでした。
一日の生活の流れ

この家には、女性が4人住んでいるとのことでしたが、洗濯物もきちんと
たたまれ、どのスペースも整理整頓ができていて、とてもきれい!
洗面台の横には、歯磨きの順番の絵が貼られています。

この後、事務所に戻り、ケアホームでの入所者の方の日常生活を記録した
DVDを見せてもらいましたが、動作に迷いやムダがなく実にたんたんと
穏やかに暮らしている様子にびっくり!
施設入所の時は自傷行為や破壊行為をしていた人もケアホームでは
支援者との信頼関係の下に安全・安心に生活できています。
重い障害のある方が施設を出て地域で暮らすことに、当初、当事者の保護者
たちは不安でいっぱいだったそうですが、ケアホームで自分らしく生活している
我が子を見て、今ではその考えも百八十度変わったとのこと。
これを実現するためには、法人のスタッフはもちろん入所者の食事づくり等
で関わっている地域の方々のバックアップ体制、二重三重のリスク管理が
あってこそと知りました。
気が付くと、時計の針は午後4時過ぎ。
午後1時前から、施設の説明や案内を熱心にしてくださった常務理事の
木村さん、生活介護事業所サービス管理責任者の中野さん、
本当にありがとうございました。




